MY SWEET ANGEL
日本版「美男ですね」の二次小説、妄想の産物です
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新型肺炎が早く収束すればいいと思いながら書いているあとがき
新型肺炎の感染の広がりが止まりませんね。とにかくマスクや手洗いで防御するしかないので用心しながら過ごしたいと思います。みなさんもお気をつけください。
さて、今回のお話は廉さんのお父さんが美子にあるお願いをするというものでした。なぜこのようなお話を書こうと思ったかと言うと、どうも一般的にご主人に先立たれた奥さんは一人になっても長生きされる方が多いのに、奥さんに先立たれたご主人はすぐに後を追うように亡くなってしまう例が多いように思ったからです。有名人でもそんな例が何人か見受けられましたからね。ちなみにうちの母も父親が亡くなってからの年月の方が一緒にいた年月を越えてしまいました。女の人の方がやっぱり強いんですかね。
廉さんのお父さんも妻に先立たれました。結婚する時に長くは一緒にいられないことは覚悟していたとは言え、愛する人に先立たれた悲しみはとても深いものでした。そもそも、出逢った頃は水沢麗子さんは美子のお父さんを愛していて、廉さんが生まれてからも二人の心が通じ合うことはありませんでした。ようやく心が通じ合って正式に夫婦になったのは水沢さんのがんが再発したあとで、夫婦として過ごしたのはほんの短い間でした。でも、短い間だったからこそ濃密な時間を過ごせたのではないでしょうか。だから水沢さん亡き後、お父さんは妻の思い出が残る廉さんの家にいることが辛くてパリに行ってしまうんです。
そんな廉さんのお父さんがコンサートのため帰国して廉さんと美子と子どもたちの姿を見た時、その姿が幸せそうであればあるほど息子に自分のような辛い思いはさせたくないと強く思ったのです。だから無茶なお願いであることは百も承知で美子に『廉より先に死なないでくれ』なんて言ったんです。
美子にしても廉さんがいない世界では一日も生きていたくないと思うほどに廉さんを深く愛しています。ほんとうは一分一秒でも廉さんより先に逝きたいはずです。でも、一方で美子は廉さんが傷つくことは絶対にしたくないとも思っています。廉さんにとって美子はこの世でいちばんたいせつな存在です。美子がいないと廉さんは生きていけないほどに彼女を深く愛しています。そんな廉さんを遺して自分が先に逝ってしまったらどうなってしまうか、美子には想像ができてしまうんです。だから自分の気持ちより廉さんの思いを優先することを選びます。お父さんのお願いを聞き入れることを承知するんです。そうですよね、どう考えても美子に先立たれたらあっと言う間にあとを追いそうですもの。でも、美子も廉さんとずっと一緒にいたいのでお父さんとの約束の内容を知りたがる廉さんに年を取っておじいさんになってから教えてあげると言います。廉さんが教えてもらえるのはかなり先の話になりそうですね。
それから廉さんのお父さんですが、パリに行ったのが功を奏したのかこのあとも長生きして美歌ちゃんの結婚式にもちゃんと出席します。なので廉さんと美子もきっと二人で長生きしますよ。だって話を作っているのは私ですから私がそうだと思えばそうなるんです。(笑)
さて、次回作は考えている話があるのでなるべく早めにお届けできればと思います。よろしければおつきあいください。
さて、今回のお話は廉さんのお父さんが美子にあるお願いをするというものでした。なぜこのようなお話を書こうと思ったかと言うと、どうも一般的にご主人に先立たれた奥さんは一人になっても長生きされる方が多いのに、奥さんに先立たれたご主人はすぐに後を追うように亡くなってしまう例が多いように思ったからです。有名人でもそんな例が何人か見受けられましたからね。ちなみにうちの母も父親が亡くなってからの年月の方が一緒にいた年月を越えてしまいました。女の人の方がやっぱり強いんですかね。
廉さんのお父さんも妻に先立たれました。結婚する時に長くは一緒にいられないことは覚悟していたとは言え、愛する人に先立たれた悲しみはとても深いものでした。そもそも、出逢った頃は水沢麗子さんは美子のお父さんを愛していて、廉さんが生まれてからも二人の心が通じ合うことはありませんでした。ようやく心が通じ合って正式に夫婦になったのは水沢さんのがんが再発したあとで、夫婦として過ごしたのはほんの短い間でした。でも、短い間だったからこそ濃密な時間を過ごせたのではないでしょうか。だから水沢さん亡き後、お父さんは妻の思い出が残る廉さんの家にいることが辛くてパリに行ってしまうんです。
そんな廉さんのお父さんがコンサートのため帰国して廉さんと美子と子どもたちの姿を見た時、その姿が幸せそうであればあるほど息子に自分のような辛い思いはさせたくないと強く思ったのです。だから無茶なお願いであることは百も承知で美子に『廉より先に死なないでくれ』なんて言ったんです。
美子にしても廉さんがいない世界では一日も生きていたくないと思うほどに廉さんを深く愛しています。ほんとうは一分一秒でも廉さんより先に逝きたいはずです。でも、一方で美子は廉さんが傷つくことは絶対にしたくないとも思っています。廉さんにとって美子はこの世でいちばんたいせつな存在です。美子がいないと廉さんは生きていけないほどに彼女を深く愛しています。そんな廉さんを遺して自分が先に逝ってしまったらどうなってしまうか、美子には想像ができてしまうんです。だから自分の気持ちより廉さんの思いを優先することを選びます。お父さんのお願いを聞き入れることを承知するんです。そうですよね、どう考えても美子に先立たれたらあっと言う間にあとを追いそうですもの。でも、美子も廉さんとずっと一緒にいたいのでお父さんとの約束の内容を知りたがる廉さんに年を取っておじいさんになってから教えてあげると言います。廉さんが教えてもらえるのはかなり先の話になりそうですね。
それから廉さんのお父さんですが、パリに行ったのが功を奏したのかこのあとも長生きして美歌ちゃんの結婚式にもちゃんと出席します。なので廉さんと美子もきっと二人で長生きしますよ。だって話を作っているのは私ですから私がそうだと思えばそうなるんです。(笑)
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